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中小企業診断士養成課程に落ちた理由!パソコンスキルは意外と重要

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修了することで二次試験が免除されて中小企業診断士に登録できるようになる養成課程。

多額の費用はかかりますが、確実に中小企業診断士になれる方法として人気があります。

 

ただ、中小企業診断士養成課程はお金を払えば中小企業診断士になれる制度ではありません

 

入学時の審査では当然のように落とされることもありますし、入学できたとしても厳しい学習環境に耐えられず退学する人もいます。

本記事では養成課程の入学審査で落ちた事例をまとめました。

 

養成課程の入学審査は書類審査と面接審査

中小企業診断士養成課程の入学審査は主に書類審査面接審査です。

なかにはグループディスカッションや小論文を審査項目に追加している養成課程もありますが基本はこの2つです。

ちなみに中小企業庁が公表している審査基準の詳細は↓の通りです。

 

(1) 研修に対する取組み姿勢・面接対応について
受講動機 研修の趣旨を理解していること
協調性・コミュニケーション能力 面接の回答が適切であること
積極性・態度・表現力 面接時の態度が適切であること
(2) 研修の受講に係る物理的困難性について
健康 健康面で支障がないこと
資金 合宿・生活費などの懸念がないこと
研修への専念度 全日程の参加であること

 

これらの内容を満たした書類と面接での対応が出来れば通過できる可能性が高いです。

 

ただ、どの養成課程も倍率が1倍を超えることが多く、最低限のクオリティを超えれば他の入学希望者との相対評価で合否が決まります。

そのため、ココを勘違いしている(orできてない)と他の入学希望者に差をつけられてしまう…というポイントをまとめました。

 

中小企業診断士養成課程に落ちる理由2選

「研修に対する取組み姿勢・面接対応について」「研修の受講に係る物理的困難性について」を満たしていないと落ちるのは当然ですが、実はあまり入学希望者に知られていない評価項目もあります。

 

昇進・転職のために中小企業診断士が欲しい(というのが伝わっている)

昇進・転職のために中小企業診断士になりたいという姿勢を出すと減点されると言われています。

あくまで「地域・社会のために責任感を持って取り組みたい」という姿勢が基本です。

 

本音ベースで言えば、ほぼ全ての入学希望者が昇進・転職などの自分の待遇を上げることをモチベーションとしているハズです。

私は自分の待遇を上げるために行動したことが、結果的に周りにも好影響を与えるのならば全然良いと考えていますが、この考えでは高評価は貰えません。

 

中小企業庁の指導のもと実施しているのが養成課程なので多少建前で固めていくのは仕方ないかもしれません。

 

予備校のクレアールが中小企業診断士をとりまく環境や勉強法をまとめた非常識合格法という本を期間限定無料で配布しています。

本来は1,500円する本です。(Amazonや楽天で販売中)

養成課程を検討している人に勉強法パートは不要ですが面接でどのような建前を話すべきかのヒントが載っているので目を通しておくと良いでしょう。

 

 

Word・Excel・PowerPointなどのパソコンスキルがない

中小企業診断士養成課程のパソコンスキル

引用 中小企業大学校 養成課程

軽視されがちですが養成課程に参加するうえでパソコンスキルは必須です。

養成課程ではパソコン(主にMicrosoftoffice)を使って報告書の作成や分析を行います。

 

実習先の企業から生データを貰い(or自分たちで収集)Excelに入力し、関数やピポットテーブルを駆使して分析、わかりやすいようにグラフを作成、Wordで報告書・PowerPointでプレゼン用のスライドを作成。

ということをチームで分担しながら行います。

 

パソコンスキルがない人間が1人いるだけで作業は一気に滞ります

余裕がないスケジュールで組まれているため、周りに迷惑がかかる行為はチームの雰囲気が露骨に悪くなります。

周りに迷惑をかけている申し訳なさと自分に能力がないと思い込む(PCスキルがないと担当作業が進められない)ことにより退学する生徒もいます

※実際にあった話です

 

そのため養成課程の審査時にはパソコンスキルをしっかり見られます。

もちろん、審査内容の中では優先度は高くないのでしょうが、相対評価で確実に優劣をつけていますよ。

 

もし、現在パソコンスキルがなかったとしてもExcel 最強の教科書のような解説本を一冊読んで実際に使ってみれば基本スキルは身に付くので準備しておきましょう。

 

中小企業診断士養成課程で実は審査されているポイントまとめ

二次試験を免除されて中小企業診断士になれる養成課程ですが、ナメてかかると入学すらできない厳しい制度です。

これから養成課程の面接を検討している人はしっかりと対策をたて、他の入学希望者に差をつけた状態で臨みましょう。

 

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